子供との付き合い方

父親の子育て

「怒る」と「叱る」の違いが、親になってやっと分かった話

子どもができる前は、

「ちゃんと叱れる親になろう」

そう思っていました。

でも実際に親になってみると、理想通りには全然いきません。

朝は学校の準備でバタバタ。

仕事では時間に追われ、帰宅する頃には疲れている。

そんな中でも、

  • ご飯をなかなか食べない
  • おもちゃを片付けない
  • 兄弟げんかが始まる
  • 同じことを何度言ってもやらない

こんなことが毎日のように起こります。

正直、

「なんで今それやるの!?」

となる日も普通にあります。

そして大きな声を出したあと、子どもの顔を見て、

「今のは叱ったんじゃなくて、ただ怒っただけだったかも……」と反省する。

父親になって初めて分かりました。

子どもを「叱る」って、想像していた以上に難しくて、体力も気力も必要なんだなと。

今回は、そんな毎日の中で私なりに感じた「怒る」と「叱る」の違い、そして子どもとの付き合い方について書いてみたいと思います。

「怒る」と「叱る」は別物だった

以前の私は、「怒る」と「叱る」をほとんど同じ意味で考えていました。

でも子育てをするようになって、この2つは違うものだと感じるようになりました。

「怒る」は自分の感情が中心

「なんで何回言っても分からないの!」

「いい加減にして!」

こういう言葉が出る時は、振り返ってみると、子どものためというより自分のイライラをぶつけていることが多いです。

特に疲れている時や時間に余裕がない時ほど、そうなりがちです。

大きな声を出せば、子どもは静かになります。

でも、それは理解したからではなく、

「お父さんが怖いから黙っただけなのでは?」

と思うことがあります。

「叱る」は子どもに伝えること

一方で「叱る」は、子どもに何かを伝えるためのものだと思うようになりました。

何がいけなかったのか。

なぜいけないのか。

次はどうしたらいいのか。

ここまで伝えて初めて、「叱る」になるのかなと思います。

……とはいえ、頭では分かっていても毎回できるわけではありません。

親だって人間です。

だからこそ、まずは「今、自分は叱っているのか。それとも怒っているだけなのか」を少し意識するようになりました。

子どもは「話の内容」より親の空気を感じている

子どもと接していて、本当に感じることがあります。

それは、子どもは言葉以上に親の雰囲気を感じ取っているということ。

こちらが正しいことを言っていても、イライラしながら長々と話すと、あまり伝わりません。

逆に、落ち着いて短く話した時の方が、素直に聞いてくれることがあります。

そこで最近は、

  • 長く説教しない
  • 感情だけで追い込まない
  • 最後は「次はどうしようか」と考える

この3つを意識しています。

もちろん、毎回できているわけではありません。

「今日は完全に感情で怒っちゃったな……」という日もあります。

それでも、意識する前よりは少しだけ立ち止まれるようになりました。

「ダメ!」だけではなく、理由まで伝える

例えば、外出先で子どもが走り回っていた時。

以前なら、

「走らない!」

だけで終わっていました。

でも、それでは子どもからすると「なぜ走ってはいけないのか」が分かりません。

そこで最近は、

「ここで走ると、人にぶつかってケガをさせちゃうかもしれないから歩こう」

と、理由まで伝えるようにしています。

大人だって、理由の分からないルールを一方的に押し付けられたら嫌ですよね。

子どもも同じなんだと思います。

わが家の場合も、理由を説明するようになってから、「なんでダメなの?」とグズる場面が以前より少し減ったように感じています。

父親は「怖い役」だけじゃなくていい

自分が子どもの頃は、父親に対して、

「最後にドンと叱る人」みたいなイメージがありました。

でも、自分が父親になってからは少し考えが変わりました。

もちろん、本当に危ないことや、人を傷つけるようなことをした時には、しっかり伝える必要があります。

ただ、いつも怖い存在になってしまったら、子どもが困った時に相談してくれなくなるんじゃないか。

私はそちらの方が怖いです。

だからこそ、

一緒にふざける。

一緒に遊ぶ。

子どもの話を聞く。

そんな何でもない時間を大切にしたいと思っています。

親子にも「信頼残高」のようなものがあるのかもしれません。

普段の何気ない時間の積み重ねがあるからこそ、本当に叱らなければならない時の言葉も届く。

最近は、そんなふうに考えています。

子どもとの付き合い方で意識している3つのこと

いろいろ失敗しながら、今の私が意識しているのは次の3つです。

1.感情のまま話し続けない

イライラしたまま話すと、必要以上に言葉が強くなります。

そんな時は、一度会話を止めることもあります。

2.「なぜダメなのか」を伝える

ただ禁止するのではなく、できるだけ理由まで伝える。

すぐ理解してくれなくても、何度か繰り返すうちに伝わることがあります。

3.最後は子どもの味方でいる

叱ることと、子ども自身を否定することは別です。

悪かった「行動」は伝える。

でも、最後は安心して戻ってこられる場所でいたい。

これが一番大切なのかもしれません。

結局、親もまだ成長途中

子どもを育てているつもりが、実は親の方が育てられている。

最近、本当にそう思います。

待つこと。

感情をコントロールすること。

相手の立場になって考えること。

どれも簡単ではありません。

仕事より家の方が難しいと思うことすらあります。

子どもだけでなく、妻の視線もありますしね(笑)。

でも、昨日できなかったことが今日できるようになった子どもを見ていると、

「親だって同じでいいのかもしれない」と思います。

昨日より少しだけ、落ち着いて話せた。

昨日より少しだけ、子どもの話を聞けた。

それくらいの成長でも十分なのかもしれません。

親子で一緒に過ごす時間も大切にしたい

叱ることばかり考えていると忘れてしまいますが、子どもと過ごせる時間には限りがあります。

だからこそ、休日は思い切り一緒に遊ぶ。

そんな時間も、普段の親子関係をつくる大切な時間だと思っています。

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よくある質問

怒ってしまった後はどうしていますか?

私の場合は、落ち着いてから「さっきは大きな声を出してごめん」と伝えるようにしています。

そのうえで、「でも、これは危ないからやめてほしかった」と、本当に伝えたかったことを話します。

子どもを叱る時に一番大切なことは?

私は「子ども自身ではなく、行動について話すこと」を意識しています。

「あなたがダメ」ではなく、「今やったことがなぜダメだったのか」を伝えるようにしています。

父親は厳しい役になった方がいい?

家庭によって考え方は違いますが、私は「父親=怖い人」である必要はないと思っています。

叱る時は叱る。でも普段は一緒に笑える。

そんな関係を目指しています。

まとめ|「叱らない親」より、ちゃんと向き合える親でいたい

SNSを見ると、

「怒らない育児」

「子どもへの理想的な声かけ」

そんな情報がたくさん流れてきます。

参考になることも多いです。

でも、現実の子育てはそんなにきれいにはいきません。

「今日、ちょっと言いすぎたな……」

と反省する日もあります。

それでも、寝る前には甘えてきたり、翌朝にはケロッとして話しかけてきたりする。

そんな子どもの姿に、親の方が救われることもあります。

最近思うのは、

「叱らない親」になることより、「ちゃんと子どもと向き合える親」でいることの方が大切なのではないか。

完璧じゃなくていい。

失敗したら、また話せばいい。

子どもが少しずつ成長していくように、親だって少しずつ成長していけばいい。

私もまだまだ途中です。

今日書いたことを自分自身も忘れないようにしながら、また明日から子どもたちと向き合っていこうと思います。

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